シミュレーション結果に影響を与える要因について


7aee54cd73ce6fb269cfe529796d453d_s相互作用シミュレーションの際には、これまで説明したようなシナリオデータを、個々のアクターの作業として実行してゆきます。

それでは、アクターが、シナリオデータに従って実行する作業の完了時間はどのようなものに影響を受けるのでしょうか?

ここでは、この作業完了時間に影響を及ぼす要因を以下にまとめます。

 

1.個々の部品に設定した所要時間

アクターが行う行為を表す部品の多くには、その行為を完了するために要する所要時間を設定するようになっています。(参照:「シミュレーション時の部品の働きについて」)

複数の行為から1つの作業が構成されるので、その作業全体の完了時間は、個々の行為の所要時間を積み上げたものとなります。

 

2.移動時間

相互作用シミュレーションを行う場合には、シナリオデータに加え、作業を行う場所全体の位置関係と、それぞれのアクターがどこにいるのかを設定する必要があります。(地図の設定

アクターは作業を実行する際に、必要な移動を行います。この時、その移動距離や移動手段に応じた、移動時間が必要となります。

 

3.対応できる作業者数

fe8515e3ffb0c9dfc714be3afde12747_sアクターは、1人を表すのではなく、複数のメンバーから構成されるチームと考えることもできます。

1つのアクターは、最初に何人がそのアクターに属するのかを設定することができます。(初期人員数)

そして、作業を行う度に、その作業に必要な人員数が、初期人員数から割り当てられて作業を行います。そして、作業が終了すると、作業に割り当てられた人員は、初期人員数に戻します。

そのため、ある作業が必要なときに、必要な人員が確保できない場合には、確保できるまで(他の作業が終了して人員が戻されるまで)作業が保留になります。このため、初期人員数が少ない場合や、複数の作業が集中的に発生する場合などに、これらの作業保留が発生し、結果として作業対応時間に影響を及ぼします。

逆に初期人員が多い場合には、複数の作業を平行して処理できるので、全体の作業対応時間は短くなります。

人員数と作業数の関係はこちらも参考にしてください。)

 

4.作業者間の連係のための待ち時間

複数のチームで連係して作業をする場合、待合せのための時間が生じます。それによって作業完了までに要する時間は影響を受けます。

連係の待合せの例はこちらを御覧ください。

 

5.リソースを確保するための待ち時間

手順に必要となる車や資材をリソース(資源)として、DiD Risk Monitorでは扱います。

アクターは、作業に必要なリソースを取得し、使用が終了するとリソースを解放します。

資源も、3で説明した作業者と同様に、限られる場合には、必要な資源が確保できない場合、それが解放され、確保できるまで作業は保留されることになります。

また、移動式発電機など使用時間とともに、燃料を消費するような資源の場合には、適切な燃料補給が行うような作業も必要となり、これらも全体の作業時間に影響を及ぼすことになります。